
話の要旨
過疎地域の活性化に向けてー現在の都城市西岳地区の人口ー
高齢化率60%。男性791人、女性940人、合計1731人。世帯990。
自治公民館加入率74.8%。西岳小昭和11年622名、現在16名。
吉之元小学校8人。
地域の特性(社会福祉協議会の見方)
高齢化しているが、人にお世話になりたくないという自立精神の人が多い。声掛けが難しい。近隣の助け合い関係が強い。地域のまとまりがあり、物事をすすめるのにはやい。
介護保険を使っている人が少ない。元気な高齢者が多い?たべもの、お米がおいしいし、空気がきれいで、自然が多く、星もきれい。

𠮷之元の地理的位置は、昔、神仏混合の霧島六所権現の仏教的四方南門の明観寺があって、交通の要衝であった。
南門は、中国思想の四方神の朱雀で、長生の神という意味もあります。風水の南では、邪気を遡断幸せを呼び込み、健康によい。失った信頼や名誉を回復し、逆境に打ち勝つ力と幸運ということです。
仏教では、東の発心門、南の修行門、西の菩提門、北の涅槃門。神道では、森羅万象ということで、あらゆるものに神が宿るということで、アニミズム思想です。
北は最も尊い方位ということで、北極星信仰が起源。東は太陽が昇る方位。
南は太陽が最も降り注ぐアマテラスの威光を強く感じるところです。霧島古道の要衝の地にもなるのです。小林、高原、都城、国分を古代から結ぶ地域です。
西岳村の小学校・明治6年創設
宮島小学校 新築 男24人、女15名
吉之元小学校 新築 男35名、女7名
高橋小学校 旧民家 男20名 女7名
高野小学校 新築 33名
明治17年 西岳村 360戸 士族83戸 平民276戸、人口 1702人 士族656人 平民 1046人です。士族層が一定の役割を占めている地域です。
明治17年の西岳村の生産物
販売用コメ 50石
こうぞの木樹皮・和紙の原料 250貫。
税地 田198町5反、畑127町、切換畑212町
工業19戸、紙1戸、牛馬販売13戸。牛379頭、馬719頭。
現代的に、コウゾウの木を植えて子どもたちに教えていく意味があります。
昭和7年の西岳村 産業別構成比
生産農業56%(58)、畜産3%(4)林業40%(7)工業1%(31)
カッコ内は、北諸県郡
総額 716,136円
林業が大きな位置を占める。木材と炭、日向備長炭。アラカシの木。(現代でも日向備長炭のアラカシの木は、持続可能な環境リサイクル商品として、急斜面の山肌を防ぐ天然の木々として注目。炭をつくるのに1000度以上の高熱で。備長炭は芸術作品素材)。
米騒動のあった当時、大正6年は北諸方地方の町村の貧困救済事業が行われていますが、救済戸数都城2598戸45、9%、救済人数11806人(45,9%)
西岳村は、52戸7,7%、救済人数230人(5,3%)です。庄内村、救済戸数285戸(26,1%)、救済人数1461人(18,6%)。当時はの西岳村は、市内や隣の庄内よりもずっと貧困救済者が少ない。
西岳村長の太平洋戦争の見方
霧島山麓の西岳村で、太平洋戦争開始直後について、当時の村長は、アメリカやイギリスの世界に誇る強国と戦うことを容易な業ではないことを次のようにのべています。
「アメリカやイギリスは、世界に誇る強国である国土も広く金もある。二大強国を相手と戦うことは容易の業ではない。むしろ帝国の興亡を決する重大な岐路にある」。
真珠湾奇襲攻撃勝利によっている当時の世相で、村民への昭和17年1月の村報で、のべているのです。
西岳・吉之元町の宝と日本の心を探る
平和を・神仏混合六所権現は、多様性と包容力
霧島歴史・日本人の心の故郷が潜んでいる。
明観寺跡・曼荼羅・南門としての遺跡。
豊かな自然・自然の様々な神。
西岳の未来を考えよう。大いに議論を
歴史文化からのヒントで、地域の自然による循環産業づくり。木材、工芸品、日向備長炭、陶芸、地域素材料理の店
憩いと学びの文化観光村づくり。自然と地域の絆で、子育て・教育。
文化観光村と結んで、都会の子供をよびこむ。
未来の地域循環社会創造のたくましい、全面発達の人材育成。
これは、ひとつのアイデアです。みんなで、それぞれ出し合っていこう。
コウゾウの木やアラカシの木を植えて、地域が繁栄していたことの自然条件を自然博物館的に再現。さらに、自然そのものの野草の健康力、くずの布やくじ湯など多様な利用など。
霧島山麓のミヤマキリシマなどのツツジなどの花木や野の花を自然の美的センスで再現。自然美の植物園構想。大いにインパクトを与えるように地域住民の協力によって創造していく。
みなさんの今日、でた意見。たくさんの質問や意見がでました。
移住してきた若い母親4人からの意見は、小学校高学年や中学生の子供たちが自由に動ける交通の不便が大きい。親の負担が大きく、仕事をしなければ生きていけない親にとって、子育て・教育の条件整備が必要。高校段階になると再び都会にでることを考えざるをえない。すぐに出来ることでも、自転車がおける場所が近いの市街地にない。子どもたちが、自由にそこまで自転車にのっていこうとおもっても駐車場ひとつない。自由に移動出来る手段の工夫が必要。地域の人が協力しようと思っても運転免許を2種要求されてハードルが高い。
空き家はたくさんあるが、それをつないでくれる利用者と貸す人をそれぞれに生活状況にあわせてつなぐ人たちがいない。現実は、貸すとなると高い修繕費を貸主に要求するので、多くの人が貸したくない気持ちになり、また、紹介する気持ちに地域の人はなれない。空き家バンクなどを聞くが、地域の実情をきちんと考えてくれる民主的な業者がみつからないし、行政もしてくれない。