社会教育評論

人間の尊厳、自由、民主的社会主義と共生・循環性を求める社会教育評論です。

2020-01-01から1年間の記事一覧

福祉国家と生涯学習-アンデルセンから学ぶ

福祉国家と生涯学習ーアンデルセンから学ぶー アンデルセンは知識集約の経済における21世紀の福祉国家の可能性として、ライフサイクルに対応してのチャンスの保証の重要性を指摘するのです。そこでは、固定的な公平感や平等観ではなく、家族構造の変化、高…

ラスキの「近代国家における自由」から教育を争点に

ファシズムと戦ったラスキの自由論 ラスキは自由論を糧にファシズムと戦った思想家、政治家でした。また、ロシアをはじめとする全体主義的な国家社会主義についても厳しく批判したのでした。そこでは、多元主義を重視して、寛容の弁護、理性での権力弁護とし…

自由への社会教育:カール・ポランニーの社会的自由論から

自由への社会教育:カール・ポランニーの社会的自由論から 問題の所在ー人間・自由・教育ー 新型コロナのなかで、自由ということを人間関係のなかで、みることがあらためて問われています。人は一人で生きているのではなく、社会的関係のなかでの生活が一層…

アレントの公的自由論と市民による統治参加

アレントの公的自由論と市民による統治参加 はじめに アレントは、公的自由論を展開する政治思想家です。フランス革命は、自由の創設としたが、人間の抑圧からの解放すらできず、豊かさのが革命の目的となったとするのです。そして、人間の活動の領域は、私…

地方創生方針とSTEAM教育の危うさ

神田 嘉延 STEAM教育とは、科学(Science)技術(Technology)工学(Engineering) アート(Art)数学(Mathematics)の頭文字をとった造語です。 科学がITやAIなどの高度な自然科学の特定の分野に集中して、科学全般に射程をいれているかどうか大きな問題です。…

群衆心理と社会教育ー民主主義の危機のなかでー

群衆心理と社会教育 神田 嘉延 はじめに ー現代の群衆心理の怖さと民主主義ー 今、世界は新型コロナのなかで、見えない感染症の恐怖にさらされています。この対処の出発は、科学的な根拠からです。人間のもつ理性的判断が鋭くとわれているのです。しかし、不…

共生・協同の社会形成と社会教育ーマンハイムの「自由・権力・民主的計画」から学ぶ

神田嘉延 現代日本で、マンハイムの「自由・権力・民主計画」から学ぶ意味 現代日本は、新自由主義の弱肉強食的資本主義競争と大衆化のなかで、利己的に人々が追いやられた。エリート層のモラル退廃がはびこり、差別や貧困なども深刻になっています。このな…

コロナ状況での新たな共生社会と地域自然循環の模索

コロナ状況での新たな共生社会と地域自然循環の模索 神田 嘉延 新型コロナのなかで、世界はパニック状況になっていると思います。また、新型コロナで莫大な利益をあげているグローバルなインターネット資本の存在も無視できません。国際的な税金の仕組みも問…

霧島古道と天孫古跡と霧島六所権現

霧島古道と天孫古跡と霧島六所権現 神田 嘉延 現代に生きる人々にとって自然循環的に持続可能性の社会経済形成、絆や心と体の健康づくりは極めて大切です。この意味で環境学習や健康学習は人類にとって大きな課題です。霧島六所権現はそのヒントを多く与える…

霧島神宮隣接の80メガソーラー発電の急傾斜地大規模造成問題

霧島神宮隣接の80メガソーラー発電の急傾斜地大規模造成問題 霧島市田口・大窪地区メガソーラー発電所発電事業は、災害発生の危険性、歴史文化の破壊 自然景観の破壊、観光などの地域経済の打撃ということが想定されます。 この開発は、霧島神宮隣接の急傾…

霧島山麓の歴史文化からSDGsを

霧島山麓の歴史文化からSDGsを 神田 嘉延 地域の歴史文化からSDGsをみる意義 2015年に国連は、持続可能な開発目標(SDGs)を採択した。この国連の採択によって、各国政府、地方自治体、企業、非政府組織、教育機関などが、17の持続可能な開発目標にとりく…

水と平和

水と平和 鹿児島大学名誉教授 神田 嘉延 (1) 水と紛争 異常気象によって、日本は水害に会う機会が増える今日です。現代は、干ばつと水害が世界各地で起きています。日本で暮らす人々にとって、地球上は、水が豊富にあるように思われがちです。しかし、地…